2022年6月 | 5分で読めます

MG(重症筋無力症)という希少な自己免疫疾患があります。主に筋力が維持できなくなる、まだ未解明なところも多い指定難病*1で国内の患者数は約29,000人*2と推定されています。 力が入りにくい、疲れやすいなど、その症状のあらわれ方は患者さんお一人お一人で異なり、日によって、また時間によっても、体調に波があるのが特徴です。
「あれ?」と気づくことで、寄り添えることがあります。
「もしかしたら?」と思うことで、サポートすることができるかもしれません。
まずは、MGという疾患の存在を知ってください。今日あなたが覚えてくれたことは、私たち社会にとって最初の大きな1歩です。

*1: 厚生労働省 指定難病11 *2: 難病情報センター 全国疫学調査(2018年)

重症筋無力症(MG)啓発プロジェクト
「知ってくださいMGのこと」

MGは、神経と筋肉をつなぐ部分に障害がおこることで生じる疾患です。主な症状としては、力が入りにくい、疲れやすいなどですが、症状があらわれる身体の部位や症状の程度には個人差があります。また、外見では目立った症状があらわれないこともあるため、まわりの人から理解をしてもらうのが難しい疾患です。

そこでアルジェニクスジャパンでは、MG について知っていただき、MG についての理解が社会に広がることで、MG 患者さんやそのご家族の方々が少しでも過ごしやすい、優しい社会となることを願い、この度「その知識が、優しさになる。」をスローガンとしたMG 啓発プロジェクト「知ってくださいMG のこと」を実施することといたしました。患者さんの身近にいる方々をはじめ、広く一般社会に対して、MG という疾患およびMG 患者さんに対する理解を深めて頂くことを目的として、【MG クッキングキャンペーン】MG 患者さん向けレシピ開発とレシピブックの作成、【重症筋無力症患者に対する実態・意識調査 2022】の実施と調査結果の公表、そしてオンラインイベント【「知る」ことから広がる 優しくなれる授業】を実施いたします。

オンラインイベント
【「知る」ことから広がる 優しくなれる授業】

希少疾患であるMGについて一般の人が知ることができる機会は多くありません。そこで、MGの基礎知識や症状の実態、患者さんの悩みや、それに対するアドバイスなど、MGについて知っていただくオンラインイベントを開催します。専門家の先生を講師役とした授業スタイルで、スペシャルゲストと一緒に学んでいただきます。

重症筋無力症(MG)と発症の仕組みは?

重症筋無力症(MG)と発症の仕組みは?

免疫機能に異常が生じて過剰に免疫細胞が反応することからMGを発症します。MGは遺伝しない(親から子へ伝わることはない)と言われており、伝染することもありません。年齢や人種にかかわらず発症しますが、20~30歳の女性と50~60歳の男性にやや多く見られます。

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つらい夏を上手に乗り切るための7つのアドバイス

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重症筋無力症(MG)と向き合いながら心の健康を良好に保つ方法

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重症筋無力症はあなたの心を疲れさせてしまうことがあります。セルフケア、サポートグループ、カウンセリングなど様々なサポートについてご紹介します。

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